白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
私…負けてなんていられない。

噂やアンチなんかに負けてたら…大切な人まで辛くなる。

強くならなきゃ…煌君のために。

「もう平気!!見てホラっ!!こーーんなに元気だからっ。
ずっと煌君と一緒にいるっ。」

「ホント?」

「うん。だから…
ワガママ言っていいし、いい子でなくていいのっ!
それにね、先生もパパも煌君のこと邪魔だなんて一度も思ったことなんてないの。」

「………ホントに?」

「だって…本当のママはそんな風に思わないの。
先生…煌君のママになりたい。パパと煌君の側にいたいんだ…。」



煌君がぎゅっとする背中がきゅんとする。

小さな手で一所懸命……

私に縋ってくる。



〝 親じゃないんだよ…可愛がられたい、いい子にしなきゃて…頭の隅っこにいつもあるんだ〟

光留の言葉を思い出す。

光留……

私、煌君の本当のママになりたい。
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