白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「お客様、お誕生日おめでとうございます。」
顎髭のイケメンシェフが挨拶をして…何やら光留と親しげにコンタクトをとる。

「すご……。薔薇のドルチェ…って。
すごく…可愛い…♡」

「これ、サプライズの一本をデザートにしてもらったんだ。」

「……??サプライズの一本??」

「まぁ…いいからっ、お楽しみ!!(笑)」

こんなに素敵な誕生日が私の人生にあるなんて…。

光留と出会うまで…ていうか今日まで…想像も期待すらした事がなかった。

感動して…どうしていいか分からなくなるよ。

「デッカいケーキでもよかったんだけど、もうフツーに食べられないでしょ。
橙子はこういうの、小さいけど綺麗なの…好きかな…と思って。」


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