白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
強くなれる…強くならなきゃいけない理由が今はある。

白夜のような…昼と夜の狭間。

数分、数秒で夜の闇が私を包む。


1日に1秒だって光留のことが頭から離れない。

けれど…それでいて私は不思議と仕事に集中していた。

忙しい日々が、今は救いに感じる。

だって、今日泣いたのが…この数分だということは本当に救い。

もし仕事が忙しくなければ…たぶん、今日も明日も明後日も…四六時中…私はずっと泣き続けているはずだから。



光留がいないと…

生きていけない。

そう口走っていたかもしれない。




そして、またこうして仕事をしていなければ…あの一言を聞くこともなかったのかもしれない。
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