白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です！〜

「そう……。煌君のパパ…プラチナのヒカル。

だから…私、去年…さり気なくパパに聞いたことがあって。
園長先生の娘さんを知ってるか？って…。

彼、自分の指名客ではないし、店に出入りしていてもお客さんが本命を名乗っているか分からないから…知らないって。

もちろん、あの様子だと亡くなってることも知らない感じだったの。

彼にしてみれば…とばっちりよね。」

「２人とも…声が大きいですね。」

私はハッとして入り口の方へ振り返る。

なつめ先生は、思わず口を両手で塞いで飛び上がる。

「園長……。」

「彼が娘のことを知っていようが…無関係だろうが…どちらでもいいのっ。

私にとって、大事な一人娘をホストが死に追いやった事実は変わらないのよ。」