白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
誰が……天使で、

何が……悪魔なのか…

分かりづらい世界で…

光も闇も曖昧で、

そんな白夜のような世界に住む。

天使なんていない。悪魔だって本来はいない。


私は、自分と同じ人間のこの人を哀れんだりなんかしない。

ただ…

これから先も、こんな世界で強く生きて行けるように…

言ってあげて欲しい。

一言でいい…



「君は何も悪くない!」




煌君にそう言って、謝って欲しい。


「園長先生は、皆んなに優しい。
私にも、なつめ先生にも…。
だから言えなかったって。
嫌われているのは、自分だけだから…だから、黙っていよう…って。
電話越しで煌君が私にやっと話してくれました。」
< 381 / 417 >

この作品をシェア

pagetop