白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
光留は、クリーム色の間仕切りのカーテンに手を伸ばすと勢いよく閉め切って…クスッと笑う。

「個室がよかったっ…。」

耳元で囁く。

「空いてないんだって…(笑)ワガママ言わないっ!」

クスクス笑って…お互いに鼻先を近づける。

「俺、頭打ったし…バカんなったかもっ…
でも…こういうのは大丈夫(笑)」

私と光留は…どちらからともなく、貪るように唇を合わせた。

こうして…いたい。

窓際から光が差して、薄いカーテンに影が映ってるかも…

キスする影。

でも…でもね…止められないんだ。

光留は私を膝に乗せたままスルスルと私のシャツに手をかける。

〝ダメだよぉーーーーっ×××ここじゃっ!!〟

極小声。

〝隣のオッちゃん、寝てるし平気だよっ〟

普通の声。

「(笑)だいぶ…頭打っちゃったね♡」

「相当ね…(笑)」
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