白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜

あっ……。

次の言葉を飲み込む。
少し照れたりする。


(笑)


2人で…何となく…今更、照れる。

煌君の方がずっと…上手。

「煌なら、なれそうだな。いいお兄ちゃんに。」

そう言って光留はそっと煌君を抱きしめた。

「煌君の願い事…叶うといいね。」

「だって…まだ空いてるよ。この観覧車っ!6人乗りだって。」


「そうだな。まだ乗れるっ。
……考えとくよっ。(笑)あと…4・5人。」

「……えっ!! うそぉ? それ…多くない?」

あからさまに焦る私。

「冗談に決まってるだろっ(笑)」

子供っぽいパパより…煌君の方が、

ずっと上手♡


「ねぇ、パパっ。もう一周乗ろうよっ。」

私たちは頷いて煌君を真ん中に…3人で手を繋いだ。


カタン…カタン…と心地よい音に耳を澄ませて。
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