白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「まりなちゃん、教えてくれてありがとう。
けれど…煌君、鞄から出してないから許してあげてくれないかな。」

「でも〜っ、去年からのお約束なの。ねっ、なつめ先生っ!!」

「そうだね〜。」

なつめ先生は困った顔で腕を組む。

「まりなちゃん、先生が煌君にお話するから…今日は許してくれると嬉しいな。」

まりなちゃんは、少し迷った表情を見せながらも

「今日…だけだよ。」

と、渋々…頷いてくれた。

「ありがとうっ。まりなちゃん、優しいんだね。
ルールは守らなきゃ…だから、先生…煌君とよくお話するね。」

「うん。」

優しいと言われてニッコリすると彼女は…タ〜〜とその場所を去って行った。
< 57 / 417 >

この作品をシェア

pagetop