白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
ちょーーーーっと待って。

頭の中で時を戻そう…整理しよ。

整理整頓。

あの日、AV男優かと勝手に勘違いし…枕営業かとこれまた勝手に妄想して……飲み過ぎた。

うわぁ〜〜〜(T ^ T) やらかしてるぅ私。

最悪ぅーーーー。

そう…あのヒカル君?

フルムーンのヒカル君っ!?



「煌が、お世話になってます。」

ヒカルは、少し照れた感じに頭を下げた。


何ーーーーっ!このギャップーーーー!

夜じゃなくて昼な感じっ!

…………。


「あっ!パパっ。飛行機、お部屋に忘れたっ!」

「待ってるよ…。取って来いよ。」

煌君はパタパタと部屋へと戻っていく。

白のビックTシャツに、キャップもパンツも黒。

モノトーンのシンプルな出立ちのヒカル…けれどどれも質の良い、いかにも高そうなカジュアルブランドの物だと分かる。

首のチェーンネックレスも、たまに光に反射する腕時計も見るからに…お高そう…。

やっぱり…あのヒカル君だ。

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