【完結】わたしの偽り彼氏になってください！

　


　「……そうだね」

　「まぁ、オレは大体ほとんど教室にいないし、何かあったら、ここに来いよ」

　「……なんで？」
　
　「学校にいたって、べつにつまんねぇし？こオレがここにいるのは、もともとヤラせてくれる女がいたからだし」

　「っ……！そ、そうなの……」

　「まぁべつに、そいつのことも好きな訳じゃねぇし？ただヤラせてくれるって言うから、ここにいたようなもんだしな」

　「……やっぱり男って、本当にクズね」

　「はぁ？」




　そんなことをかんたんに口にするような男なんて、わたしはやっぱり許せない。
　だから男って、信じられない。



　サイテーの男だわ……！
　やっぱり不良なんて、そんなものなのね！




　「なんで好きでもない女と、そんなことできるの？」