【完結】わたしの偽り彼氏になってください!




 
 「……えっ?」 

 「とか思ってる?」

 「そ、それは……」

 


 ふいをつかれてしまい、黙るしかなくなった。
 だって、本当のことだから。




 「やっぱりな。まあフツーは、そう思うよな?」

 「……べ、べつに。そんなこと、わたしには関係ないもん。だってわたしたちは……」



 
 そう。わたしたちは偽りの恋人であり、好きでもなんでもない。
 わたしの男避けのために、彼氏のフリをしてもらってるだけ。




 期間は設けてないけど、本当に契約彼氏って感じなだけで。
 そこに愛なんて、あるわけが無い。





 「……じゃあさ、゙関係なくない゙なんて言わせればいい訳?」

 「……え?」



 
 それ、どういう意味?




< 19 / 73 >

この作品をシェア

pagetop