【完結】わたしの偽り彼氏になってください!




 そんなわたしに、とある出会いがあるなんて、この時のわたしは思ってもいなかった。








 「ねぇねぇ!君カワイイね!よかったら俺達とお茶でもしない?」

 「はっ?」



 これはあれだ。
世間で言うナンパというやつですか?



 参った。
声をかけられることは多々あるけど、この人たちは、しつこそうだ。




 「イヤです。わたしに話しかけないでください!」

 「そんなにイヤがらなくてもいいじゃん!いいから遊ぼうよ!君カワイイから、好きなものごちそうしちゃうよ!」
 
 「イヤだってば!離して!」

 


 しつこく腕を捕まれ、逃げることができない。
 どうしよう……!




 「……おい。そいつ嫌がってんだろ?離してやれよ」




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