【完結】わたしの偽り彼氏になってください!
琉生くんに言われて先に投げると、わたしのボールはまっすぐにピンへと向かっていった。
ピンは6本だけ倒れた。
「惜しいな。それならスペア行けるんじゃないか?」
「が、頑張る……!」
もう一回投げてみると。
ボールはそのままピンへと向かっていき、すべてのピンが倒れた。
「えっ!やった……!」
「へぇ。すげぇじゃん?」
「そ、そう?」
「まぁ、次はオレの番だな。オレが投げるから、よーく見てろよ?」
「わ、分かった……!」
琉生くんがボールを持ち、そのまま投げ出した。
そしてそのボールは、ピンに向かって一直線に向かって転がっていった。
そしてカーンカーンとピンに当たり、ストライクが出た。