【完結】わたしの偽り彼氏になってください!
兄から結婚したい人がいると聞かされた時。
私もついに一人になってしまうような気がして、少しだけ落ち込んだ。
だけど兄が幸せになれるのなら、それを応援しようと決めた。
家族が幸せになれるのって、やっぱり嬉しいことなんだと思うから。
わたしは兄のことをとても尊敬している。
礼儀正しくて、優しくて、でも時には叱ってくれて。
本当に父親みたいに接してくれる。
悩んだ時は相談に乗ってくれて、時にはアドバイスもしてくれる。
わたしにとって兄は、とても大切な存在。
唯一の家族であって、かけがえのない人。
「……琉生くんのこと、相談、してみようかなぁ」
なにかアドバイスをくれるかもしれない。