【完結】わたしの偽り彼氏になってください!
エピローグ【琉生くんが大好きです】
「おはよう、琉生くん」
「……おはよ、美南」
「今日は天気悪いね。雨、降りそうだね」
「……そうだな」
「帰る時、雨降ってないといいんだけどね?」
「……だな」
「そうだ。琉生くん、これ」
「なんだ?」
「クッキー作ったの。……琉生くんが、食べたいって言ってたから」
「マジ?ありがとう、嬉しいわ」
「よかった。まぁ……美味しいかは、分からないけど」
「……これ、後で食べていいか?」
「うん。もちろんだよ。よかったら、感想聞かせてね?」
「……ああ。分かった」
「そうだ。今日は帰り、一緒に帰る?」
「……当たり前だろ?そばにいるって約束したし?」
「ありがとう」