秋に黄昏マジックアワー。褐色王子は恋愛魔法陣を行使する!
歓声の中で始まるマジックカウント
アイスコーヒー1200円。
夢想、無双だよ。
わたしは、今
まだ、入った事がなかった
ここはさ、セレブなコーヒーの
エンターテイメント空間。
に、居てるんだよ。
って、他の人ならさ
大した事ない話よ。
でもさ、
樽熟成豆のアイスカフェって
ヤツが ひと飲みがよ
1200円、、、、幻か!
「じゃあアサミ、改めて
Let's make a ケイヤクだ。」
店内を回遊してオーダーをする
コメッサが
腰に下げたデバイスで、
ケイとアサミのオーダーすると、
その場で ケイが
キャッシュレス決済を済ませて、
引き換えのレシートを
もらった。
『シュッ―、ジャー。パチパチ』
カフェに、
スチーム音と拍手が響く。
ケイは、前髪が伸びっぱなしの
見えてない目元に
掛けた眼鏡を
手で直しながら、
さっきも 告げた言葉を
再び、アサミに投げてきた。
「契約って、わたしとですか。」
「そー、ケイヤクだ。君と。」
「・・・・」
暫し、2人の間に沈黙が流れる。
『シーュッー!!
パチパチパチパチ!!』
又、スチーム音+拍手が
ワーワーと 歓声と掛あって、
ビッグウェーブと鳴った。
この歓声に惹かれて、
さっき、
『契約』と聞こえた単語を
聞き返そうとしたアサミを
なんなく、放り出して
ケイは 歓声のした奥、
コンセプトショップなる書店の
深部に併設された
広大なカフェに
好奇心満点な顔をして
行ってしまったのだ。
「えと、意味が分かりません。」
カフェ入り口から
見えるのは、吹き抜けにまで
伸びる巨大な
コッパーメイドのキャスク。
それには 寝かされた
コーヒー豆が貯蔵されて、
カフェフロア、
ティーフロア、
カクテルフロアのサイロに
まるで
スチームバンクの工場さながら
張り巡らされた
シンフォニー管を豆が
移動していた。
「そもそも、わたし、分かってる
と思いますけど、れっきとした
バンケットスタッフで仕事して
ますから、ムリです。」
わたしは、キッパリとさ、
向かいに座るケイに 伝えるよ、、
豆の名前がランプされると
『シュッ』という音がして
豆が降ってくるから、
スタッフが盛大に拍手を、
ゲストも歓声を上げるのだ。
でも、そんな演出さえさ
わたしは今、気にならないよ。
だってさ、向かいに座るケイの
Tシャツの首もとから、
さっきの オカメインコ!
『ティカ』ちゃんが 顔を
顔を、顔を 出して!可愛い!!
のーーー。
カフェに、
焙煎の香りが、立ち込めて、
ローストされた豆が排出される。
今度は、照明が
ダウンして、
ローストされたマメに
スポットライトが当てられた。
まるで、舞台のように
無音に空気が変わる。
陰る世界に、ケイのシルエット。
「そんな固いモノではないから
ノー problemだ。仕事終わりに
プライベートコンダクターを
して欲しいのが、ケイヤクだ。」
それは、まるで本当に
魔術師との契約みたいな
台詞に聞こえてしまい、
首もとの、『ティカ』の
スノーフェイスがさ、
暗い中に 真っ白く
浮かんで、目が光ったと、
パチンて Tシャツの中に潜った。
「ええと、ツアーコンダクターを
個人で、、やったら、いいと」
そうケイに
目の前の世界に、溺れそうに
答えたら、さ
また店内の照明が戻って
今度は、ティカちゃんが
ケイの頭の上に、ピョコッて
出てくるの!よ!
目が覚めたように
頭のティカちゃんに視線を
合わせたら、
その向こうに 美味しそうな
焼きたてのパンを出すさ
ベイカーが見えた。って、
ペットはさ、ヤバくない?
そう焦ったら、また ティカちゃん
ケイのぼっさぼさの髪に
潜るのよね。
そりゃ、わたし
気もそぞろになるよ!
「ケイなら、ちゃんとしたガイド
雇えると、思います、けど。」
あ、袖、袖からティカちゃん!!
そんな
集中できない
やり取りをしてると、
ケイの電話に メニュー
通知音がして、
また ティカちゃんが 袖に潜った。
「Sorry、アサミ。先にカウンター
取りに行ってくるから。Stay。」
わたしが
取りに行こうと腰を
浮かせるのを 制して
ケイが さっさとカウンターへ
長い足を 運んで行った。
緊張が解けて、息をする。
周りを見回せば
科学の実験をするかの
いくつもの、本格メーカーで
抽出する
コーヒーバリスタが見えたり、
バーテンダーが
樽を並べた カウンターで、
コーヒーカクテルのシェイカーを
振る 『シャカシャカ』と
小気味いい音がする。
どのスタッフも ワークスタイル
カッコいいけど、
「お待たせ。アサミは、
カプチーノcocoaと、coffee
タルトレットだね。どうぞ。」
目の前にトレーを持って
立つケイのスタイルも
負けてない。
いや、ぼっさぼさのヨレヨレ
眼鏡変装を引いたらさ、
素顔なら 勝負にならない
イケメンさだよ。
どうも、イケメン様
コーヒー+スイーツ合わせて
2000円近くを
ご馳走になります。です。
「いつもは、『キャンプEARTH』
でボランティアしてる。
たから、出来るだけイージーに
tripしたい。それも出来るなら
この国のGood pointを 見たい」
ふうん。
キャンプアースはさ、
国境を越えて国際協力を
するボランティア団だった
と思う。
そっか、ボランティアしてる人
なんだ。イリュージョンをさ
生業にしてるわけでは
なさそうって事よね。
「ケイは、、国は、どこ?」
「アジア、 南シナのSea Island
だ。アサミは わかるか?」
なんとなくねと、答えて、
今度は シックなスイーツに
手を着ければさ、
うわっ、コーヒーのタルトケーキ
美味すぎて、惚けるよ~
「でも、わたし、プロの
コンダクターじゃないから、
お金とか、、もらえません。」
あ!またケイの首もとから、
『ティカ』ちゃん!
「So、対価は『 Magic』。
オモシロイ だろ?アサミは
After workに、コンダクターを
する。対価に、Lunch time
magicをショーする。
滞在は10day。それと、」
首元に『ティカ』ちゃんを
出したまま、
ケイがゆっくりと、
樽熟成豆のアイスカフェを
口に含む。
「それと?」
コーヒーというより、
樽、モルトっぽい薫りが
ウイスキー的で、
「コンダクターとしてMission
エンドすれば、『ティカ』を
差し上げよう。どうだ?」
向かいのわたしは、クラクラする
「っ!本当に?」
もう正常な判断ではないかも。
「I promise!神に誓う。」
今度は、とうとう肩に『ティカ』
乗せて、ケイは 無駄に長い
足を組んだ。
「ケイ、やりますっ。」
凄い不適な笑いを
されているけどさ、スノー
ホワイトのオカメインコって
4万~なんだよ値段がさ。
「ヨロシク、baby。」
ケイは、アサミに手を差し出して
握手をサインする。
アサミも その手を、しっかり
掴んで 互いに握って放す。
「何かあれば、ここに『魔術師
ケイとコンタクトしたい』
と言えばいい。スタートは
tomorrow!!Are you ready?」
カフェテーブルに出されたのはさ
大手企業の名刺だよ?
まあ、いっか。
「OK、クライアント様。」
ニッコリと笑顔作って
ケイに そう言ったらさ、
それは嫌味かと 笑われたよ。
なんだよ、
だいたいさ、
豆がさ、こう 行き交う中をね、
お互い変装なんか
している、2人なんだよ。
本当にシュールとしか
言いようがない。
それこそ 魔法にかかったような。
いろんな意味で
マジックアワーの
始まりだよね。
夢想、無双だよ。
わたしは、今
まだ、入った事がなかった
ここはさ、セレブなコーヒーの
エンターテイメント空間。
に、居てるんだよ。
って、他の人ならさ
大した事ない話よ。
でもさ、
樽熟成豆のアイスカフェって
ヤツが ひと飲みがよ
1200円、、、、幻か!
「じゃあアサミ、改めて
Let's make a ケイヤクだ。」
店内を回遊してオーダーをする
コメッサが
腰に下げたデバイスで、
ケイとアサミのオーダーすると、
その場で ケイが
キャッシュレス決済を済ませて、
引き換えのレシートを
もらった。
『シュッ―、ジャー。パチパチ』
カフェに、
スチーム音と拍手が響く。
ケイは、前髪が伸びっぱなしの
見えてない目元に
掛けた眼鏡を
手で直しながら、
さっきも 告げた言葉を
再び、アサミに投げてきた。
「契約って、わたしとですか。」
「そー、ケイヤクだ。君と。」
「・・・・」
暫し、2人の間に沈黙が流れる。
『シーュッー!!
パチパチパチパチ!!』
又、スチーム音+拍手が
ワーワーと 歓声と掛あって、
ビッグウェーブと鳴った。
この歓声に惹かれて、
さっき、
『契約』と聞こえた単語を
聞き返そうとしたアサミを
なんなく、放り出して
ケイは 歓声のした奥、
コンセプトショップなる書店の
深部に併設された
広大なカフェに
好奇心満点な顔をして
行ってしまったのだ。
「えと、意味が分かりません。」
カフェ入り口から
見えるのは、吹き抜けにまで
伸びる巨大な
コッパーメイドのキャスク。
それには 寝かされた
コーヒー豆が貯蔵されて、
カフェフロア、
ティーフロア、
カクテルフロアのサイロに
まるで
スチームバンクの工場さながら
張り巡らされた
シンフォニー管を豆が
移動していた。
「そもそも、わたし、分かってる
と思いますけど、れっきとした
バンケットスタッフで仕事して
ますから、ムリです。」
わたしは、キッパリとさ、
向かいに座るケイに 伝えるよ、、
豆の名前がランプされると
『シュッ』という音がして
豆が降ってくるから、
スタッフが盛大に拍手を、
ゲストも歓声を上げるのだ。
でも、そんな演出さえさ
わたしは今、気にならないよ。
だってさ、向かいに座るケイの
Tシャツの首もとから、
さっきの オカメインコ!
『ティカ』ちゃんが 顔を
顔を、顔を 出して!可愛い!!
のーーー。
カフェに、
焙煎の香りが、立ち込めて、
ローストされた豆が排出される。
今度は、照明が
ダウンして、
ローストされたマメに
スポットライトが当てられた。
まるで、舞台のように
無音に空気が変わる。
陰る世界に、ケイのシルエット。
「そんな固いモノではないから
ノー problemだ。仕事終わりに
プライベートコンダクターを
して欲しいのが、ケイヤクだ。」
それは、まるで本当に
魔術師との契約みたいな
台詞に聞こえてしまい、
首もとの、『ティカ』の
スノーフェイスがさ、
暗い中に 真っ白く
浮かんで、目が光ったと、
パチンて Tシャツの中に潜った。
「ええと、ツアーコンダクターを
個人で、、やったら、いいと」
そうケイに
目の前の世界に、溺れそうに
答えたら、さ
また店内の照明が戻って
今度は、ティカちゃんが
ケイの頭の上に、ピョコッて
出てくるの!よ!
目が覚めたように
頭のティカちゃんに視線を
合わせたら、
その向こうに 美味しそうな
焼きたてのパンを出すさ
ベイカーが見えた。って、
ペットはさ、ヤバくない?
そう焦ったら、また ティカちゃん
ケイのぼっさぼさの髪に
潜るのよね。
そりゃ、わたし
気もそぞろになるよ!
「ケイなら、ちゃんとしたガイド
雇えると、思います、けど。」
あ、袖、袖からティカちゃん!!
そんな
集中できない
やり取りをしてると、
ケイの電話に メニュー
通知音がして、
また ティカちゃんが 袖に潜った。
「Sorry、アサミ。先にカウンター
取りに行ってくるから。Stay。」
わたしが
取りに行こうと腰を
浮かせるのを 制して
ケイが さっさとカウンターへ
長い足を 運んで行った。
緊張が解けて、息をする。
周りを見回せば
科学の実験をするかの
いくつもの、本格メーカーで
抽出する
コーヒーバリスタが見えたり、
バーテンダーが
樽を並べた カウンターで、
コーヒーカクテルのシェイカーを
振る 『シャカシャカ』と
小気味いい音がする。
どのスタッフも ワークスタイル
カッコいいけど、
「お待たせ。アサミは、
カプチーノcocoaと、coffee
タルトレットだね。どうぞ。」
目の前にトレーを持って
立つケイのスタイルも
負けてない。
いや、ぼっさぼさのヨレヨレ
眼鏡変装を引いたらさ、
素顔なら 勝負にならない
イケメンさだよ。
どうも、イケメン様
コーヒー+スイーツ合わせて
2000円近くを
ご馳走になります。です。
「いつもは、『キャンプEARTH』
でボランティアしてる。
たから、出来るだけイージーに
tripしたい。それも出来るなら
この国のGood pointを 見たい」
ふうん。
キャンプアースはさ、
国境を越えて国際協力を
するボランティア団だった
と思う。
そっか、ボランティアしてる人
なんだ。イリュージョンをさ
生業にしてるわけでは
なさそうって事よね。
「ケイは、、国は、どこ?」
「アジア、 南シナのSea Island
だ。アサミは わかるか?」
なんとなくねと、答えて、
今度は シックなスイーツに
手を着ければさ、
うわっ、コーヒーのタルトケーキ
美味すぎて、惚けるよ~
「でも、わたし、プロの
コンダクターじゃないから、
お金とか、、もらえません。」
あ!またケイの首もとから、
『ティカ』ちゃん!
「So、対価は『 Magic』。
オモシロイ だろ?アサミは
After workに、コンダクターを
する。対価に、Lunch time
magicをショーする。
滞在は10day。それと、」
首元に『ティカ』ちゃんを
出したまま、
ケイがゆっくりと、
樽熟成豆のアイスカフェを
口に含む。
「それと?」
コーヒーというより、
樽、モルトっぽい薫りが
ウイスキー的で、
「コンダクターとしてMission
エンドすれば、『ティカ』を
差し上げよう。どうだ?」
向かいのわたしは、クラクラする
「っ!本当に?」
もう正常な判断ではないかも。
「I promise!神に誓う。」
今度は、とうとう肩に『ティカ』
乗せて、ケイは 無駄に長い
足を組んだ。
「ケイ、やりますっ。」
凄い不適な笑いを
されているけどさ、スノー
ホワイトのオカメインコって
4万~なんだよ値段がさ。
「ヨロシク、baby。」
ケイは、アサミに手を差し出して
握手をサインする。
アサミも その手を、しっかり
掴んで 互いに握って放す。
「何かあれば、ここに『魔術師
ケイとコンタクトしたい』
と言えばいい。スタートは
tomorrow!!Are you ready?」
カフェテーブルに出されたのはさ
大手企業の名刺だよ?
まあ、いっか。
「OK、クライアント様。」
ニッコリと笑顔作って
ケイに そう言ったらさ、
それは嫌味かと 笑われたよ。
なんだよ、
だいたいさ、
豆がさ、こう 行き交う中をね、
お互い変装なんか
している、2人なんだよ。
本当にシュールとしか
言いようがない。
それこそ 魔法にかかったような。
いろんな意味で
マジックアワーの
始まりだよね。