先生がいてくれるなら②【完】

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立花を暴行・監禁をした本城達の処分が通達された数日後の週末。


外では会えないので、俺のマンションで一緒に過ごすことになり、俺は改めて立花に問いただしている所だった。


寛大にもほどがある。


苦笑いする立花を、俺はジロリと睨んだ。


だが、立花は「それでもう十分」だと言う。



「だって、先生とこうやって一緒にいられるのは、彼女たちのおかげだから」



それはそうなのだが……。



──ダメだ、そんなに可愛い顔で微笑まれたら、俺が折れるしか無い……。



まだ痛むであろう背中になるべく強く触れないように、出来るだけ優しくそっと抱き寄せると、立花は俺の胸に紅潮する頬を押し当てているのがとても愛らしくて本当に幸せだ──。