先生がいてくれるなら②【完】

あいつからのメッセージには、真っ暗だ、とあった……。



「立花、いるのか!?」



俺は携帯のライトを点けて、中へと足を踏み入れた。


埃っぽい臭いがする。


雑然とした部屋の、右奥の床に、何かがあるのが見えた。




どんどん嫌な汗が噴き出る。





おい、嘘だろ?




誰か、こんなの嘘だと言ってくれ──!!





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