優しい君、不器用なあなた
突然の質問に驚くスミ

「昔、ミナさんと同じ年齢の時に大きなケガをしてしまったんです。その名残です。」

スミはそういい、微笑んだ。呪いのせいで足がうまく動かないなんて言ったら不安にさせてしまうと思ったスミは、嘘をついた。
いつもと様子の違うスミをみて、この事は触れてほしくなかったことなんだと気づいたミナは
言いたくなかったことだよね、ごめんねといいながらスミの手をぎゅっと握った。



「大丈夫ですよ。さぁ、早く行きましょう。」

スミもミナの手を握り、町へ行った。




しばらく歩いた二人はやっと町へついた。
「久しぶりに来ました。とても、懐かしいです。」

スミは町を眺めながら言った。
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