優しい君、不器用なあなた
「ごちそうになった。俺はそろそろ帰る。服も乾いただろうし…」

帰る準備をはじめたレイ、乾いた服をスミからもらった。

「レイさん今日はご迷惑をおかけしました。もし、よろしければまたいらしてください」

レイの手を握り微笑みながらそう言った。


「では、また。」

「はい、お待ちしております。」

レイは帰っていった。


「なんか、不思議なやつだったなぁ」
ダリスは先程の事を思い出しながら言った。

「とてもお優しいかたでした。」
スミはレイの優しさに笑みをうかべたのだ。
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