優しい君、不器用なあなた
子供たちの知らせを受けたダリスは急いでかえってきた。

「スミ!ごめん、きづいてやれなくて…」

スミの手を握りながら苦しげに呟いたダリス。
そんなダリスにレイは

「スミは足が悪いといっていたが、それだけではないような気がする。倒れるほどの痛みだ、スミの力になりたい。教えてくれ、本当の事を…」

ダリスの目をみて力強く言ったレイ。

「兄ちゃんにまで、迷惑はかけられないよ、なぁ、なんで、そんなにスミのことをきにかけるんだ?」

レイの切羽詰まった表情をみて気になったダリス。
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