優しい君、不器用なあなた
「ダリスさんにはたくさん支えでもらっています。私はこうして、一緒にご飯を作ったり、お話ししたり、それだけで、とても幸せです。ダリスさんの笑顔は私の源です。」

いつも、救われていて、癒されているのは自分の方なのにと思うダリスだった。



「ダリスさん、今日は町にいく日ですよね?」

ダリスは月に2、3回町へいく。
スミがつくった、ハンカチやマフラー、手袋を売りにいくのだ。スミは杖が必要になった5年前から町へいかなくなった。


「そうだ、ガンガン売って稼いでくるからな、留守番頼んだぞ!」

ダリスはそういい、町へ行く準備をした。

「はい、毎回ありがとうございます。ケガには気をつけて下さい。」

準備を進めるダリスにそういったスミ
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