優しい君、不器用なあなた
「スミたちに謝らなければならないことがある。」

ベットで横になるスミとそのそばで椅子に座るダリスをみながら、レイは自信の正体を明かしたそして、スミの両親を殺したのはレイの父であるということ、そして、死ぬのが近いということ…

「そんな…スミはあと少しで?そんな、バカな!」
ダリスはレイの身体を揺すりながら言った。

そんなダリスをみて、レイは目をそらすことしかできなかった…

そんな二人をみながらスミは息を絶え絶えにしながらこういった。

「レイさん、私のために色々してくださりありがとうございます。レイさんからくれた膝掛けとても嬉しいです。たった数日でしたがあなたに会えてとてもよかったです。どうか、最後にお二人の手を握らせてください。レイさんの手は力強くて、ダリスさんの手はとても暖かいです。」
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