優しい君、不器用なあなた
スミの言った通り二人は手を握った、力強く、離さないように、スミは涙を流しながらありがとうと言って目を閉じた。


その後涙が止まらない二人、レイはスミを抱き締め、額にキスをした。

その時、スミの身体がピクリと動いた。

「えっ、スミ?生きているのか?」

驚きを隠せないレイ、同じくダリスも驚きを隠せなかった。


「はい…生きているようです。」

そういって、優しく微笑んだスミにレイはより強く抱き締めたのだ。

「スミ!本当に本当に生きてるのか?…」

ダリスは信じられないと言った表情でいった。
< 56 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop