寂しいから
ワンオペ。
いつからこんな言葉ができたのだろう。
こんな言葉があるという事は、結婚していても、一人で育てている人が多いって事なのだろう。
一人での子育て…
なかなか辛い時がある。うん。正直、あるな。
赤ちゃんだった頃。
帰ってこない夫の時間に合わせるわけにはいかず、子供中心になる生活のリズム。
当たり前だけど…
特に初子の時は、自分の不安な気持ちが伝わるのか、
授乳してもおしめを変えても、泣く我が子。
まぁ、俗にいう黄昏泣き。
夕日に照らされてオレンジ色に染まった室内を、泣き喚く赤子を抱きウロウロする。
泣き疲れて寝た子をそっとベビーベットへ寝かせる。
「寝ているうちに」
そう思って急いで晩御飯の用意。
いつ帰ってくるのか、家で食べるのかもわからない夫の分まで作る。
作り終えて、「やっと座れる」
そう思った瞬間、泣き出す子供。
慌ててベビーベットから抱き上げて、おしめをチェック。
おしめを変えても泣き止まなければまた授乳。
その頃には自分も空腹な事に気がつく。
ベビーヘッドへ下ろそうとすると、それを拒否るかのようにまた泣き出す…
仕方なく、抱いたまま立ち食い形式でご飯を流し込む。
次はお風呂だ。
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