俺様社長の強引愛はただの純粋な愛でした◆おまけのお話を追加しました◆
「なーにが、破天荒な社長と合わないだ。原因はお前にあるだろ?」
「直己、自分で言ってたよな。モテすぎのせいだって」
「いや、政宗が鬼のように厳しいからだ」
「はあ?」
一花の目の前で柳田と向井はお互い名前で呼び合い、更に向井の敬語も抜けた。そのままバチバチと火花を散らし、しばらく不毛な言い合いが続く。
「……仲良しですねぇ」
一花がぼそりと呟くと、二人の口はピタリと止まり、ひどくバツの悪そうな顔をした。まるで恥ずかしいプライベートを見られてしまったかのような反応に、一花は新鮮な気持ちになった。と同時に、仕事に対していつも完璧な二人がこんな子供じみた言い合いをするなんて思いもよらず、珍しいものを見てしまった嬉しさで胸が高まる。
「ぷっ、あはははは!」
耐えきれなくなった一花が吹き出し、柳田と向井は呆気にとられたが、やがてつられて笑ってしまう。
「私、これからもここで頑張りますね」
笑いすぎて涙が滲んだ目尻を拭いながら、一花は満面の笑みで柳田と向井に告げた。
「おう、仕事するぞ、仕事」
「野原さん、お願いしておいた資料できていますか?」
「はぁい」
切り替え早くすぐにいつもの仕事モードになった二人だが、一花はようやく二人のサポート秘書になれた気がして、妙に嬉しくて心がポカポカした。
「直己、自分で言ってたよな。モテすぎのせいだって」
「いや、政宗が鬼のように厳しいからだ」
「はあ?」
一花の目の前で柳田と向井はお互い名前で呼び合い、更に向井の敬語も抜けた。そのままバチバチと火花を散らし、しばらく不毛な言い合いが続く。
「……仲良しですねぇ」
一花がぼそりと呟くと、二人の口はピタリと止まり、ひどくバツの悪そうな顔をした。まるで恥ずかしいプライベートを見られてしまったかのような反応に、一花は新鮮な気持ちになった。と同時に、仕事に対していつも完璧な二人がこんな子供じみた言い合いをするなんて思いもよらず、珍しいものを見てしまった嬉しさで胸が高まる。
「ぷっ、あはははは!」
耐えきれなくなった一花が吹き出し、柳田と向井は呆気にとられたが、やがてつられて笑ってしまう。
「私、これからもここで頑張りますね」
笑いすぎて涙が滲んだ目尻を拭いながら、一花は満面の笑みで柳田と向井に告げた。
「おう、仕事するぞ、仕事」
「野原さん、お願いしておいた資料できていますか?」
「はぁい」
切り替え早くすぐにいつもの仕事モードになった二人だが、一花はようやく二人のサポート秘書になれた気がして、妙に嬉しくて心がポカポカした。