俺様社長の強引愛はただの純粋な愛でした◆おまけのお話を追加しました◆
一花の方に歩み寄ると、おもむろに一花の顎をくいっと上げた。

「俺は一花しか愛してない。一花だけを愛してる。これから毎日言ってやるからな、覚悟しとけよ」

まっすぐ見つめられ、その真剣さに一花の心臓は張り裂けんばかりにドキドキと音をたてた。少し睨み付けるような流し目も、瞳の奥は一花への愛でいっぱいで優しさと甘さが見え隠れしている。強引なのに、それが全然嫌ではない。

一花の中で“好き”な気持ちが溢れてきて止まらなくなった。

「わ、私も……」

口を開きかけたとき、向井が先に口を開く。

「はいはい、ごちそうさま。君たち俺がいること忘れてるだろ?」

呆れたような、でもどこか優しい向井のツッコミに、一花は顔を真っ赤にし、柳田はふんと鼻で笑った。

それを見て、向井はまたクスクスと笑った。


【END】

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