満月の哀


愛されていると感じる度に、
縛られる感情と行動。


重さに耐えられなかった。


いつからだろう。
別れるための理由を探していたのは。
嫌われるための行動をしていたのは。


それでも触れられると


貴方が良いと


心と体は、反応する。


増える唇の傷と比例するかのように。


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