結婚するのがイヤで家出したらクラスの男子と同棲することになった話【11/16番外編2追加】

それからは、絶叫系アトラクションに挑戦して、キャラクターたちの楽しいショーを観て、味の選べるポップコーンも食べて、思いっきりふたりで満喫した。

狼くんと一緒だと、長い列に並ぶ時間も全然苦じゃなくて。
何をしていても楽しくて、笑いっぱなしだった。

たまにやっぱり狼くんを見てひそひそ囁いたり、スマホを向けてくる女の子たちはいたけど、囲まれたり声をかけられたりすることはなくてほっとした。

狼くんは「仁葵ちゃんのおかげ」って言ってたけど、どういう意味だろう?


「わあ……きれいだねぇ」
< 132 / 253 >

この作品をシェア

pagetop