転生夫婦の新婚事情 ~前世の幼なじみが、今世で旦那さまになりました~
「……いいのか? 本当に……俺はきみを、めちゃくちゃにするぞ」
直接的な予告に思わず頬を赤くさせるも、結乃は怯えることなく広い背中をポンポンと叩く。
「い……いいです。がんばります……」
「またそうやって、結乃はいつも俺を甘やかす」
首筋に感じる吐息が熱い。くすぐったく身じろぎしながら、結乃は「ふふっ」と笑みをこぼした。
「甘やかされてるのは、私の方です。ただ、その……もしかしたら気づいていたかもしれないけど、私、こういうことをするのが初めてで……なのでその、お、お手柔らかに、お願いします……?」
恥ずかしそうな様子でおそるおそる申し出た彼女に、今度は春人の方が口もとを緩める。
すぐそばにある白い肌に一度軽くキスをしてから、顔を上げた。
「ああ。これ以上ないくらい優しくして、めちゃくちゃのどろどろにしてやる」
その蠱惑的な笑みに、結乃の鼓動はこれ以上ないくらい高鳴る。
「ど、どろどろって、安心できなさそうです……」
「安心されてても、困るな」
くっと喉の奥で笑いながら、春人は目を細めて結乃の頬を撫でた。
つまりは、ドキドキしていろということだろうか。そんなの言われるまでもなく、ずっと心臓は暴れっぱなしなのに。
相変わらず顔は赤いまま、どこか拗ねたような表情をした結乃が左手を春人の後頭部に回し、軽く引き寄せる。
逆らうことなく近づいてきた唇を、今度は目を閉じて受け入れた。
直接的な予告に思わず頬を赤くさせるも、結乃は怯えることなく広い背中をポンポンと叩く。
「い……いいです。がんばります……」
「またそうやって、結乃はいつも俺を甘やかす」
首筋に感じる吐息が熱い。くすぐったく身じろぎしながら、結乃は「ふふっ」と笑みをこぼした。
「甘やかされてるのは、私の方です。ただ、その……もしかしたら気づいていたかもしれないけど、私、こういうことをするのが初めてで……なのでその、お、お手柔らかに、お願いします……?」
恥ずかしそうな様子でおそるおそる申し出た彼女に、今度は春人の方が口もとを緩める。
すぐそばにある白い肌に一度軽くキスをしてから、顔を上げた。
「ああ。これ以上ないくらい優しくして、めちゃくちゃのどろどろにしてやる」
その蠱惑的な笑みに、結乃の鼓動はこれ以上ないくらい高鳴る。
「ど、どろどろって、安心できなさそうです……」
「安心されてても、困るな」
くっと喉の奥で笑いながら、春人は目を細めて結乃の頬を撫でた。
つまりは、ドキドキしていろということだろうか。そんなの言われるまでもなく、ずっと心臓は暴れっぱなしなのに。
相変わらず顔は赤いまま、どこか拗ねたような表情をした結乃が左手を春人の後頭部に回し、軽く引き寄せる。
逆らうことなく近づいてきた唇を、今度は目を閉じて受け入れた。