転生夫婦の新婚事情 ~前世の幼なじみが、今世で旦那さまになりました~
「結乃は、かわいいな」
自然とそんなセリフを吐きながら、彼女の頭のてっぺんに唇を落とす。
とたん、さらに身体をこわばらせた結乃に構うことなく、ひたい、頬、まぶた、鼻先、耳と、いたるところにキスを降らせた。
そうして頬を両手のひらで包むと、顔を上げさせてまっすぐに目を合わせる。
「結乃」
名前を呼んだ声は、自分でも驚くほど甘ったるく、切実に何かを求める響きを含んでいた。
返事も待たずに口づけて、ゆっくり、静かに、けれども深く彼女の唇と口内を蹂躙する。
そうして思いきり、その甘さを味わって──しばらく経ってから解放された彼女は、どちらのものともわからない唾液で唇を濡らしながら全身を赤くし、息も絶え絶えに抗議した。
「いっ、いきなり……っあ、朝からこんな、えっちなキスはダメです……!」
「すまない。つい」
真顔で素直に謝りつつも、春人の左手はさわさわと結乃の腰骨を撫でている。手つきにまったく反省が見られない。
ちゅ、と軽く音をたてながらもう一度結乃の頬にキスをして、春人はじっと彼女の目を覗き込んだ。
「身体は、つらくないか?」
端的なその問いかけで、また結乃の顔に熱が集まる。
ゆうべ、散々春人にこの身を好きにさせられて。けれどもその後彼はくたりと疲れきった結乃をバスルームへ運び、ここでも多少のイタズラはしつつも、全身をくまなく洗い上げてくれた。
そうして濡れた髪もドライヤーで甲斐甲斐しく乾かし、ほとんど夢の世界に落ちかけている結乃を再びこの部屋に運んで、ともにベッドへと潜り込んだのだ。
自然とそんなセリフを吐きながら、彼女の頭のてっぺんに唇を落とす。
とたん、さらに身体をこわばらせた結乃に構うことなく、ひたい、頬、まぶた、鼻先、耳と、いたるところにキスを降らせた。
そうして頬を両手のひらで包むと、顔を上げさせてまっすぐに目を合わせる。
「結乃」
名前を呼んだ声は、自分でも驚くほど甘ったるく、切実に何かを求める響きを含んでいた。
返事も待たずに口づけて、ゆっくり、静かに、けれども深く彼女の唇と口内を蹂躙する。
そうして思いきり、その甘さを味わって──しばらく経ってから解放された彼女は、どちらのものともわからない唾液で唇を濡らしながら全身を赤くし、息も絶え絶えに抗議した。
「いっ、いきなり……っあ、朝からこんな、えっちなキスはダメです……!」
「すまない。つい」
真顔で素直に謝りつつも、春人の左手はさわさわと結乃の腰骨を撫でている。手つきにまったく反省が見られない。
ちゅ、と軽く音をたてながらもう一度結乃の頬にキスをして、春人はじっと彼女の目を覗き込んだ。
「身体は、つらくないか?」
端的なその問いかけで、また結乃の顔に熱が集まる。
ゆうべ、散々春人にこの身を好きにさせられて。けれどもその後彼はくたりと疲れきった結乃をバスルームへ運び、ここでも多少のイタズラはしつつも、全身をくまなく洗い上げてくれた。
そうして濡れた髪もドライヤーで甲斐甲斐しく乾かし、ほとんど夢の世界に落ちかけている結乃を再びこの部屋に運んで、ともにベッドへと潜り込んだのだ。