名前は、まだない・・・・・・
一 二日酔いのPS4
人生、一度くらいは二日酔いを経験することはある。
しかし、私の中古でお得に手に入れたPS4は、この1、2ヶ月と言うもの、ずっと二日酔いだ。
もう吐き出すものもない(なぜなら、ゲーム途中で既にディスク吐き出し済み、データは未保存)のに、まだ何かを吐き出そうとビープ音を鳴らして頑張る。
特にひどくなったのは、生まれて初めてダウンロード版ゲームを購入してから。
ダウンロード版のゲームを立ち上げ、オープニングが始まるなり、ピピピっと懲りずに入れておいたディスクを吐き出す。
そして、ゲームを開始すると、追い討ちをかけるようにピピピっ、ピピピっ、ピピピっと、ビープ音を連発する。
それは、まるで、大騒ぎの呑み会で盛り上がった後に訪れる魔の二日酔いの朝、すべてを吐き出しても吐き気が止まらず、便座に肘つきで便器の中を眺めている男子学生のような苦しみようだ。
それでも、無視してゲームを続けると、その苦しみは、まるで、産みの苦しみへと変わっていく。
なんとしてもゲームを止めさせたいのに、ディスク吐き出しても、ダウンロード版だからゲームを止めさせられない!
それは、産みたいのに、出てこない。まさに、そんな陣痛に耐える母の苦しみのようだ。
このPS4との生活も短くはない。
実は、PS4を製造販売しているS社のことは、個人的に好きではない。
だから、できたら、S社の製品は買いたくない。値段ばかり高くて、すぐ壊れるから、何万もするゲーム機なんて、ムリムリ!と、そう思っていた。
そんな私が、フリマアプリでお手頃なPS4を見つけ迎えに行ったのには、理由がある。
理由はとても簡単で、お店でドラゴンクエスト・ヒーローズのデモを見てしまい、ドラクエが話す!!という、衝撃に打たれ、是非やってみたいと一念発起したからだ。
そして、ヒーローズを楽しみ、その後も格安で中古ゲームを幾つか楽しみ、この数年仕事の忙しさからPS4はしばらく置物と化していた。
そんなPS4に命の火を灯したのは、元上司が貸してくれたDays Goneをプレイするためだった。
「とにかく、ゾンビを倒して倒してたおしまくれ!」という、元上司の命令に従い、Days Goneをプレイしたのは、GWのことだった。
リアル系の画像物ゲームをしたことがなかった私は、PS4の底力を初めて目にした。
そう、この高い割にボタンの一つもなく、中古だったから説明書もなく、しかも我が家に来たときは付属品は電源ケーブルのみという質素な出で立ちで、コントローラーの値段の高さに、詐欺にあった気持ちになりながら、コントローラーとヒーローズをネット通販で購入した。
でも、話す!!ドラクエは、楽しかった。
だから、後悔は無かった。
親友から借りたPS3の隣に並ぶPS4は、ダイエットして細身になっただけではなかった!
あの時の驚きは、Days Goneのリアルな画像で上書きされてはいるが、今でも思い出す。
でも、リアルになればなるほど、ゾンビもグロいんです。早晩行き詰まった私は、知恵袋の助けを借りて、なんとか進んだが、日頃、この手のゲームをしていないから、コントローラーがうまく使えない!
これは、同じような理由で、PSPを買ったときにも感じた悩みだ。
良い惚け防止になるよねと、自分を鼓舞して頑張っても、限界は必ずくる。
野犬と戦うシーンに直面し、大型犬をこよなく愛する私は、このゲームを続けることの限界を感じた。
作り物とわかっていても、犬は殺せないし、殺したくない。でも、犬を放置すると、私がかみ殺されてしまう。
私は、元上司に電話をかけ、事実を伝えた。
「ヘタレな部下は、上司命令に従えませんでした」と伝えると、上司は「Why? Not easy one but too early to give up!」と、叱咤激励してくれた。
しかし、私が『犬は殺せません。ゾンビと人ならOKです』と伝えると、「Keep it for a while, you may change your mind」と、諦めてくれた。
その後、私は知恵袋で相談し、一つのゲームにたどり着いた。
その名は「Hitman2」と言っても、実際のストーリーは、肉弾戦なので、あきらめた。
でも、私の好きなスナイパーゲームが搭載されていた。
美しい庭、瀟洒な洋館、これから始まる結婚式に招待されたお客が屋敷やガーデンでにぎやかに過ごしている。
使命は、花嫁の父、屋敷の主人、そして後からヘリで乗り込んでくるゲストの女性の三人に、彼らのボディガード達、総勢18人。
理由は、彼らが元強盗殺人犯と、そのボディガードだからだ。
毎日のようにPS4とターゲットを速やかにスイープするために頑張った。
毎日、コツコツやることが苦手な私が、コツコツと頑張った。
そして、次のハンツ港、シベリアへ進もうとして私は、それがダウンロードコンテンツであることを知った。
初めての経験だ。
ダウンロードコンテンツ。
どこから、どうやって買うんだ?!
からはじまって、やっとの事で買った。
ダウンロードに時間がかかり、買えてないのかと焦ったりもした。
そして、ハンツ港、シベリアの戦いの火蓋が切って落とされた。
真っ白な雪に包まれたシベリアの地で繰り広げられる戦い。
雪の上では、血痕は目立つが、NPCはそこまでは気にしない。
そして、二日酔いが始まった。
ディスク吐き出しから逃げるため、私は最新ゲームをダウンロード予約購入した。
そして今、二日酔いのPS4は、電源を入れる度、ダウンロード版ゲームを始める度、二日酔いに襲われる。
この哀れな子羊に神の救いは与えられるのか?
まさか、天に召されるなんてことだけは避けたい。私の大切なヒーローズのデータが載っているのだから…
しかし、私の中古でお得に手に入れたPS4は、この1、2ヶ月と言うもの、ずっと二日酔いだ。
もう吐き出すものもない(なぜなら、ゲーム途中で既にディスク吐き出し済み、データは未保存)のに、まだ何かを吐き出そうとビープ音を鳴らして頑張る。
特にひどくなったのは、生まれて初めてダウンロード版ゲームを購入してから。
ダウンロード版のゲームを立ち上げ、オープニングが始まるなり、ピピピっと懲りずに入れておいたディスクを吐き出す。
そして、ゲームを開始すると、追い討ちをかけるようにピピピっ、ピピピっ、ピピピっと、ビープ音を連発する。
それは、まるで、大騒ぎの呑み会で盛り上がった後に訪れる魔の二日酔いの朝、すべてを吐き出しても吐き気が止まらず、便座に肘つきで便器の中を眺めている男子学生のような苦しみようだ。
それでも、無視してゲームを続けると、その苦しみは、まるで、産みの苦しみへと変わっていく。
なんとしてもゲームを止めさせたいのに、ディスク吐き出しても、ダウンロード版だからゲームを止めさせられない!
それは、産みたいのに、出てこない。まさに、そんな陣痛に耐える母の苦しみのようだ。
このPS4との生活も短くはない。
実は、PS4を製造販売しているS社のことは、個人的に好きではない。
だから、できたら、S社の製品は買いたくない。値段ばかり高くて、すぐ壊れるから、何万もするゲーム機なんて、ムリムリ!と、そう思っていた。
そんな私が、フリマアプリでお手頃なPS4を見つけ迎えに行ったのには、理由がある。
理由はとても簡単で、お店でドラゴンクエスト・ヒーローズのデモを見てしまい、ドラクエが話す!!という、衝撃に打たれ、是非やってみたいと一念発起したからだ。
そして、ヒーローズを楽しみ、その後も格安で中古ゲームを幾つか楽しみ、この数年仕事の忙しさからPS4はしばらく置物と化していた。
そんなPS4に命の火を灯したのは、元上司が貸してくれたDays Goneをプレイするためだった。
「とにかく、ゾンビを倒して倒してたおしまくれ!」という、元上司の命令に従い、Days Goneをプレイしたのは、GWのことだった。
リアル系の画像物ゲームをしたことがなかった私は、PS4の底力を初めて目にした。
そう、この高い割にボタンの一つもなく、中古だったから説明書もなく、しかも我が家に来たときは付属品は電源ケーブルのみという質素な出で立ちで、コントローラーの値段の高さに、詐欺にあった気持ちになりながら、コントローラーとヒーローズをネット通販で購入した。
でも、話す!!ドラクエは、楽しかった。
だから、後悔は無かった。
親友から借りたPS3の隣に並ぶPS4は、ダイエットして細身になっただけではなかった!
あの時の驚きは、Days Goneのリアルな画像で上書きされてはいるが、今でも思い出す。
でも、リアルになればなるほど、ゾンビもグロいんです。早晩行き詰まった私は、知恵袋の助けを借りて、なんとか進んだが、日頃、この手のゲームをしていないから、コントローラーがうまく使えない!
これは、同じような理由で、PSPを買ったときにも感じた悩みだ。
良い惚け防止になるよねと、自分を鼓舞して頑張っても、限界は必ずくる。
野犬と戦うシーンに直面し、大型犬をこよなく愛する私は、このゲームを続けることの限界を感じた。
作り物とわかっていても、犬は殺せないし、殺したくない。でも、犬を放置すると、私がかみ殺されてしまう。
私は、元上司に電話をかけ、事実を伝えた。
「ヘタレな部下は、上司命令に従えませんでした」と伝えると、上司は「Why? Not easy one but too early to give up!」と、叱咤激励してくれた。
しかし、私が『犬は殺せません。ゾンビと人ならOKです』と伝えると、「Keep it for a while, you may change your mind」と、諦めてくれた。
その後、私は知恵袋で相談し、一つのゲームにたどり着いた。
その名は「Hitman2」と言っても、実際のストーリーは、肉弾戦なので、あきらめた。
でも、私の好きなスナイパーゲームが搭載されていた。
美しい庭、瀟洒な洋館、これから始まる結婚式に招待されたお客が屋敷やガーデンでにぎやかに過ごしている。
使命は、花嫁の父、屋敷の主人、そして後からヘリで乗り込んでくるゲストの女性の三人に、彼らのボディガード達、総勢18人。
理由は、彼らが元強盗殺人犯と、そのボディガードだからだ。
毎日のようにPS4とターゲットを速やかにスイープするために頑張った。
毎日、コツコツやることが苦手な私が、コツコツと頑張った。
そして、次のハンツ港、シベリアへ進もうとして私は、それがダウンロードコンテンツであることを知った。
初めての経験だ。
ダウンロードコンテンツ。
どこから、どうやって買うんだ?!
からはじまって、やっとの事で買った。
ダウンロードに時間がかかり、買えてないのかと焦ったりもした。
そして、ハンツ港、シベリアの戦いの火蓋が切って落とされた。
真っ白な雪に包まれたシベリアの地で繰り広げられる戦い。
雪の上では、血痕は目立つが、NPCはそこまでは気にしない。
そして、二日酔いが始まった。
ディスク吐き出しから逃げるため、私は最新ゲームをダウンロード予約購入した。
そして今、二日酔いのPS4は、電源を入れる度、ダウンロード版ゲームを始める度、二日酔いに襲われる。
この哀れな子羊に神の救いは与えられるのか?
まさか、天に召されるなんてことだけは避けたい。私の大切なヒーローズのデータが載っているのだから…