時が満ちる


真知子さんとは幼い時から枕を並べて寝た友・・



同じ職場で苦楽を共にした友・・・



四季の流れの中で国内旅行を共にした楽しんだ友・・



一瞬・・・頭が真っ白・・・



何故・・・何があったの? 



どんなに親しくとも違いは当然ある・・・


どんな友でも100%理解し合うと言うことは不可能・・



解り切って親しくした中・・・



100%信じあった中ではないが・・



近所の奥様に・・・「はまなすさんに気をつけろ」と



言われるほど何かあったのだろうか・・・



何十年経ってもこの疑問は解けない・・・



恨み合うほど悩んだこともない・・



心の中に汚れた愛が滓となって吐き出したのだろうか・・



言われた場が教会の講話の場だったとか・・・



洗礼を受ける教会の場で・・・・



何故滓を吐き出したかったのだろう・・・



決して恨めない・・・恨んではいけない間柄なのだから・・





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