時が満ちる

しさの余裕を楽しんで・・・



女の優しさを味わってみるのも男冥利・・



女の座の温もる笑みが女神に観えるかも知れない・



安定した女の余裕と自由があれば。



妻の座の笑顔も・・母の座の微笑みも伸び伸びする・・



自由と余裕が優しさを生み出せる泉なら・・




心も体も座り心地の良い女の座を確保したい。




寂しい時・・



寄りかかりたい時・・・



疲れた時・・



そっと支えてくれる人が欲しくなる。



女の弱さではない・・・余裕なのだ。





男に余裕と自由があれば・



強く・・優しくなれるのなら・・・



家路からの迷い足も許せるだろう・・・




肌さわりの良い座布団でなくて良い・・




ホッと寛げる椅子・・



頬ずりしたい座布団が欲しくなる・・





小さな座布団に男の自由・・・女の自由を築きたい。




限界と言う不自由さに小さな自由があれば・・



男も女も何十倍の強さと優しを生み出せると・・・




テレビの真正面に座ってそう考えた。





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