時が満ちる
何日か経った土曜日・・裕子は恭一にメールを送った。
「先日は鍋会の感想を頂き嬉しかったです。母に見せたら母は感激して
いました。『これからもず~っと鍋会を続けると良いね。』と言っていた
よ。」と丁寧に返信メールを送った。
するとまた恭一からメールが来た。
「僕も感動したよ。忘れられない鍋会だった。しじみ鍋にお母さんの
愛の味が加わっったよ。 こんな家族を僕も夢見て居るんだ。今度また
どうかな「鍋の愛の家族」と言う話題で鍋会を続けて行こうかと思うんだ。
裕子ちゃんの意見を聞きたいからまたお伺いしても良いだろうか。」
と言う内容だった。
裕子は即OKサインを送った。
恭一は心を決めた。
裕子の家族のような温かい家族を造りたいから結婚を前提に
鍋会をやろうと決心した。