時が満ちる


心の俎板は自由自在に創られる・・


藤壺のような尖がった俎板を波状にうねらせれば


益々性能の良い俎板が出来上がる・・・


料理する素材は言葉の尖がった部分を当てれば良い・・・


火花が散るか・・・赤い血が飛び散るか・・


熱い情熱が愛を飛び散らすか・・・


涙が飛び散るか・・・


暴言が飛び散るか・・・


波状の俎板と温もりを添えた言葉を料理すると・・


労りが生まれるか・・・妥協が生まれるか・・


優しさが生まれるか・・・


視線の香りと味で使う人の発想が決まる。


料理のメニューも替わる・・・




言葉を練り合わせて・・・俎板に充てれば・・


光と輝きを発するかもしれない・・・




< 59 / 427 >

この作品をシェア

pagetop