お前は俺だけのものだ〜私はあなたに相応しくありません
第三章 驚きの真実
ある日、みくるが俺に頼みごとを言ってきた。
「社長、何も聞かずにサインしてください」
「サイン?」
俺はみくるが差し出した書類を見て目を疑った。
中絶手術同意書と記載があった。
「みくる、妊娠してるの?」
みくるは静かに頷いた。
「結婚は?」
「していません」
俺は突然のことに頭が働かなかった。
「お願いします、サインがないと手術が受けられません」
「え〜っと、子供の父親は妊娠を知っているのか」
「知っています、何も聞かずにサインしてください」
「いや、何も聞かずにサインは出来ないよ」
みくるは観念したらしく、静かに語り始めた。
「この子の父親はある大企業の社長さんで、婚約者がいました、好きになっちゃいけないと自分の気持ちにブレーキをかけていたのですが、彼の燃え上がる気持ちに応えてしまって、妊娠は告げたのですが、それから会えなくなって、そのうち彼の秘書の方が子供は堕して社長のことは忘れてくれと言われ、お金を渡されました」
俺は怒りの感情が湧いてきた。
「なんて無責任なやつだ、自分の行動に責任持てよ」
「私がいけないんです、彼の気持ちに応えてしまったから」
「それからそいつとは連絡取ってないのか」
「はい、彼から渡された携帯は使えなくなったので・・・」
そう言うことか、みくるが俺の名義の携帯を拒否するのも、金持ちに対していつも金で解決って思ってるのも、過去のトラウマからなんだ。
「社長、何も聞かずにサインしてください」
「サイン?」
俺はみくるが差し出した書類を見て目を疑った。
中絶手術同意書と記載があった。
「みくる、妊娠してるの?」
みくるは静かに頷いた。
「結婚は?」
「していません」
俺は突然のことに頭が働かなかった。
「お願いします、サインがないと手術が受けられません」
「え〜っと、子供の父親は妊娠を知っているのか」
「知っています、何も聞かずにサインしてください」
「いや、何も聞かずにサインは出来ないよ」
みくるは観念したらしく、静かに語り始めた。
「この子の父親はある大企業の社長さんで、婚約者がいました、好きになっちゃいけないと自分の気持ちにブレーキをかけていたのですが、彼の燃え上がる気持ちに応えてしまって、妊娠は告げたのですが、それから会えなくなって、そのうち彼の秘書の方が子供は堕して社長のことは忘れてくれと言われ、お金を渡されました」
俺は怒りの感情が湧いてきた。
「なんて無責任なやつだ、自分の行動に責任持てよ」
「私がいけないんです、彼の気持ちに応えてしまったから」
「それからそいつとは連絡取ってないのか」
「はい、彼から渡された携帯は使えなくなったので・・・」
そう言うことか、みくるが俺の名義の携帯を拒否するのも、金持ちに対していつも金で解決って思ってるのも、過去のトラウマからなんだ。