―――桜田淳子ーーー

谷口真守は桜田淳子の恋人でもあるが、今、一緒に出版会社で働いており、サイトに掲載された小説を確認していた。此の二人が入るまで、このサイトは人気が余りなかった。女性用の小説でもあり、本当は、もっと色々な人が見れる、出版会社にしようと思っていた。出版会社は本の文章を印刷したり、色々な、小説やエッセイストを読み漁り、売れるものを書いて欲しい、そう提案した。
彼女自身も、色々な本をパソコンで執筆しており、優勝できるように頑張っていた。インチキではなく、誰でも書ける小説であり、恋愛感情が如何いう物か、教えてくれる作品が沢山あった。恋愛感情は、ドキドキ、ワクワクだけでなく、相手を守ろうとする必死さを表す気持ちの事でもある。
この二人は今、小説を書く上で、一つ―――忘れている事があった。それは―――結婚式を挙げた後の事で、人生を送る事でもあり、その生活をする上で、一緒に住めるのだろうか？―――そう思っていた。人生を送る上で、生活ができなければ、離婚問題にもなってしまう。谷口真守は桜田淳子と一緒に暮しているが、喧嘩が絶えず、それでいて、気まずい思いをしている事もあった。真守はいつも正論ばかりで、淳子はその真守に追いついていけない。相性が悪いのか？―――そう思った時もあった。彼女は娘や息子が出来る事も考えており、彼女達の為に、どうやって接して良いか、分からなくなる時が、きっとある筈だ―――。それはお医者さんと薬剤師さんに教えて貰った。風邪を引いてしまった時、アドバイスを貰った。その時、薬剤師さんが様子を見に来てくれた。彼女は四十代であり、既に、十五歳程の、娘と小学生の子供がいるようで、時々、気持が分からなくなってしまった。だから、コミュニケーションは大事である。そう思っていた―――。真守は淳子が好きで在り、彼女との事を書こうと思った。彼女はオッケイしてくれた。だから、彼女は小説家になり、色々な事を教える人になりたい―――そう思っていた―――。