大好きな君へ
『 よくこんな中寝れるわねばかしゅん 』
小さく呟いた私の本音は、うるさすぎるアラームの音にかき消された。
そっとアラームを止め、布団にくるまって微動だにしないこの男を見つめる。
『 しゅん起きて!!遅刻!! 』
しゅんの今日のスケジュールを私が把握してるはずがないし、正直遅刻かどうかなんて知りもしないがそんなのはどうでもいい。
この憎き男を夢の中から引っ張り出せればそれで満足だ。
「 ・・・ん・・・ 、香穂・・・? 」
布団から伸びてきた男らしい手は、私の存在を確かめるためか何度か宙を切る。
ここまでくれば作戦は成功、しゅんは一度目が覚めるとすぐに寝付けない。
しかもこんな朝方となると二度寝は諦めるだろう。
ばかしゅんのせいですっかり目が覚めた私が二度寝をできる訳もなく、そのまま1階のリビングへと降りた。
小さく呟いた私の本音は、うるさすぎるアラームの音にかき消された。
そっとアラームを止め、布団にくるまって微動だにしないこの男を見つめる。
『 しゅん起きて!!遅刻!! 』
しゅんの今日のスケジュールを私が把握してるはずがないし、正直遅刻かどうかなんて知りもしないがそんなのはどうでもいい。
この憎き男を夢の中から引っ張り出せればそれで満足だ。
「 ・・・ん・・・ 、香穂・・・? 」
布団から伸びてきた男らしい手は、私の存在を確かめるためか何度か宙を切る。
ここまでくれば作戦は成功、しゅんは一度目が覚めるとすぐに寝付けない。
しかもこんな朝方となると二度寝は諦めるだろう。
ばかしゅんのせいですっかり目が覚めた私が二度寝をできる訳もなく、そのまま1階のリビングへと降りた。