溺愛執事のキスの雨
「あ、恋、そろそろ実行委員の片付けがあるんじゃない?」
蕾のそんな言葉に、まだ実行委員の仕事があることを思い出し
「そうだったわ
行ってくるわね」
2人に手を振って、控え室を出る
「恋様」
「・・・篠宮、まだ実行委員の仕事があるのよ
教室で待っててちょうだい」
控え室から出てきたあたしに声をかけてきた篠宮にそう言うと、彼は小さく頷いて
それを見たあたしは小走りで実行委員たちが集まる場所へと向かう