溺愛執事のキスの雨



ベッドルームから出て自分の部屋へ行くと、そこにも篠宮の姿がなかった


「・・・なんで居ないのよ」

いつもは、こんなことないのに・・・

不信に思いつつも、メイドが持ってきた朝食を食べ、学校へ行く準備を整え

篠宮はなかなか部屋に来ないため、髪飾りも自分で選んだ


「・・・はぁ」


仕事放棄かしら・・・

そんなことを考えながら、部屋を後にして長い廊下を歩いていると


「ふふ、篠宮さんったら」


という、昨日聞いた四条さんの声が聞こえた



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