溺愛執事のキスの雨



慌てた様子で駆け寄ってくる篠宮に冷たい視線を向けると、篠宮は怯んだように動きを止めた


「四条さん、メイドの仕事は執事の仕事とさほど変わりはないので、篠宮に教えてもらうといいわ」

「恋様・・・」


仕事を忘れるほど話したいなら、話せばいいわ

「じゃあ」


あたしは2人にそう言うと、彼らの横を通り過ぎて玄関へと向かう

今日は林田にそのまま側近として学校に来てもらおうかしら


本当、なんで新人メイドが来た次の日からこんなに嫌な思いしなきゃいけないのよ・・・









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