溺愛執事のキスの雨




予想外の言葉を返された篠宮は目を見開いていて

暫しの間固まった


「・・・ほ、本当、ですか・・・」


口を開いたとき、篠宮は頬を赤く染めながら私を見つめていて


「ずっと、好きだったのよ」


「・・・恋様っ」


ガバッ、と効果音がつきそうな程勢い良くあたしに抱き着いてきた篠宮は

嬉し涙を流しているのか、微かに身体が震えていた



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