溺愛執事のキスの雨



なんだか、あたしも泣きそうだわ

やっと、気持ちを伝えられたんだもの・・・


数分抱きしめ合って、身体を離されると


「恋様、

俺と、付き合ってくれますか?」


無意識か、一人称が変わった篠宮はそう言って、片手を差し出した

あたしはその手を握り


「勿論よ」


と。

私の答えを聞いた篠宮は再び私を抱き締めて



「────やっと届いた・・・」



そう、声をもらした




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