溺愛執事のキスの雨
篠宮はそう言って、1度部屋から出ていった
何かしら・・・
そして再び戻ってきた篠宮の手には
小さめのホールケーキが持たれていて
「・・・わあ」
「こちらも、パティシエに作って頂きました」
「・・・ありがとう」
素敵な誕生日だわ・・・
それから2人でケーキを食べた
篠宮は「これは恋様のものです」と何度も言っていたけれど、半ば無理矢理食べてもらったわ
いくら小さなホールケーキでも1人では食べられないもの