溺愛執事のキスの雨




「お待たせ致しました」


すると、お手洗いに行っていた篠宮が戻ってきて

学校を後にすることに


校門の前で春歌と蕾と別れ、リムジンへと乗り込む


「恋様、随分機嫌が良いですね」

「・・・ふふ、髪飾り、似合うって言われたわ」


そう言いながら微笑むと

何故か篠宮は固まってしまって

その後はぁ・・・と息をもらした


「・・・私があげたものが似合うって言われて喜ぶなんて・・・

可愛すぎます」

微かに頬を染めながらそう言った篠宮に、私まで頬が熱くなるのを感じた


想いが通じ合ってから、篠宮の真っ直ぐな言葉に恥ずかしくなってしまうことが増えた気がするわ・・・




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