溺愛執事のキスの雨



「・・・ん、」


そうして、降り注ぐキスの雨

何度も何度も、角度を変えながら口付けてくる篠宮は


とにかくキスが上手い


どこで習ったのか、と聞きたくなるほど。



「・・・は、・・・」


と、小さく吐息混じりの声をもらした篠宮の顔を見れば、微かに頬が紅潮していて

何よ、この色っぽい生き物・・・


こっちまで紅潮が移るわ・・・と、あたしの頬も熱を浴びてくる




< 42 / 185 >

この作品をシェア

pagetop