溺愛執事のキスの雨



今や腰元まで伸びている黒髪は肩あたりの長さで、顔付きはやはり大人びていた


笑った顔は幼くて

とにかく、可愛かった────



「貴方・・・篠宮、よね?」


「・・・篠宮 京と申します」


旦那様から名前は聞いていたそうで、恋様は俺の名を口にして、そう聞いた



「あたしは神崎 恋

恋と書いて、レンと読むの」



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