溺愛執事のキスの雨



「恋ちゃん、俺はそろそろ行くね!」


と。隣を歩いていた充はそう言った

「えぇ、充、また明日」


そう言うと、充は何故かまた軽く頬を染めながら、方手を振ってその場から立ち去った


「しのみ・・・や?」

篠宮、と名前を呼びながら顔を上げると、

篠宮は何故か恐ろしい形相をしていた


「・・・充?」


と、小さく声をもらした篠宮

あぁ・・・名前で呼んでいたからかしら



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