溺愛執事のキスの雨



良かったわ

似合わなかったら嫌だもの


「じゃあ、着替えて直ぐ部屋に行くわ

篠宮は仕事に戻りなさい」


そう言って、試着室に入り、背中のチャック部分を下ろすと

シャッ、という音と共に、試着室のカーテンが開く


「・・・ちょっと、篠宮」


カーテンが開いた同時に、篠宮の腕によって身体を包まれたあたしは、苦笑いをしながら篠宮の身体を押す


「すみません・・・大変お美しいもので」



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